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痛み・痺れその治療の盲点がこれだ!

はい!タダえもんこと只野拓也です^^ 本日は

なぜ遠位部に刺激を加えると首が楽になるのか

というテーマでお伝えします。 動画でご覧いただく場合はこちらからご確認ください↓


神経の解剖バイオメカを勉強すると非常に勉強になるんじゃないかなと。
僕は柔整師で整骨院から来て叩き上げでっていうパターンなので皆さんの気持ちが非常にわかります。
皆さん筋肉をグリグリほぐす、揉む、ストレッチする、関節の矯正というのが多いと思うんですよ。
僕もそうでしたがこういう先生は魔法みたいなテクニックにハマるわけですよ。

例えば弾く揉むさするとか筋間あたりを狙うとかそうするとなんか首が楽になってきた!っていうツボなのか反射なのかなんなのか良くわかってない先生が非常に多いです。
経絡とかツボもありますし鍼とかチャップマン反射とか神経血管反射とか神経リンパ反射とかあります。
その反射ポイントを抑えるだけでもいろんなところがあるんですよ。そうすると大腰筋が強くなったりとか首の方がほぐれたりとかいろいろあります。

その反射とは別にもっとそこがどうなってるのかっていう解剖バイオメカを進めていくとなんで治らないか治ったかがわかるかと思います。
例えば大腿神経は4つに枝分かれします。大腿神経はそもそも腰椎の234からでる神経ですよね。腰神経叢です。
鼠蹊部を通って、鼠蹊部の通り道に腸恥隆起があって筋裂孔血管裂孔があります。筋裂孔のところに大腿神経があって大腰筋がありますよね。

腸恥隆起のところには小腰筋があってそこの下から神経って4つに分かれますよね。大腿神経の枝で有名なのは伏在神経だと思います。
外筋神経、内筋神経、大腿四頭筋神経、伏在神経の4つです。伏在神経はさらに膝蓋下枝ってところにいきます。
なので膝の内側が痛い人は大腿神経の枝のところを狙っていくといいと思います。

さらにいうと内顆の前方のところで伏在静脈と伴行してるのが伏在神経の下腿枝ですよね。
足首がなんか良くわかんないけど痛い人に足首を触る手技がいっぱいあります。
神経の解剖が全部頭に入ってると、大腿神経の枝なのでここを摩ったりほぐしてあげると今言ったようなところが楽になります。
膝痛とか股関節にも効きます。伏在神経って閉鎖神経と吻合してます。ってことは陰部痛とか、尿管のところを通って卵巣とかにもいくので生理痛とかにも効くわけですよ。

今言ったのは伏在神経の枝の話ですが、このような評価ができてポップなテクニックが何をやってるかもっと効果的なところがあるじゃないかっていうのが出来るようになると皆さんいいんじゃないかなと思います。

まとめると筋肉・関節ばっか好きな先生が次に勉強するのは神経ですので、そうすると治療の幅がものすごく広がると思います。

本日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました!

PLT協会代表
只野拓也ことタダえもん