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自律神経症状にも有効な神経リリース

はい!タダえもんこと只野拓也です^^ 本日は

鍼治療をする時にどんなことを考えているか

というテーマでお伝えします。 動画でご覧いただく場合はこちらからご確認ください↓


僕は鍼灸師で鍼も持っているので鍼治療をやっていきたいと思います。
やっぱり1番は解剖とバイオメカなのでそれに則って効くようなところをやっていきたいと思います。

今回の患者さんはプロ格闘家なのでハイキックを受けて首の痛みを抱えているという状態です。
先ほどチェックしたところ肩甲挙筋のところに異常に硬結ができてます。たぶん反射で。

バイオメカ的にいうと頸神経の後肢に鍼をよく打つと思います。前肢に比べて後肢の方が基本細いです。ですが第2の頸神経後肢だけ2〜3倍太いです。
第1の頸神経って細いんですけど、後頭下筋群のティロー三角を触知すると触れるんです。
触っていくと右が硬いとか左が硬いとかがわかります。

外後頭隆起から3指下、2指外側のところで第2神経の後肢(アーノルド神経)が触知できます。
後頭下筋群って水平とか固有受容器があるので、めまいじゃないですけどなんか不具合が起きたりすると反射でおかしくなるんです。
触診で第1頸神経後肢、第2頸神経を触知すると何かおかしなことが起きてるんだってことがわかります。
もちろんそういった時にここはこういう受容器でこういう反応で起きてるので、全身の他の施術をした後に第1第2頸神経を触知して触るのも良いですし、直接ここがおかしくなってるのでっていう直接法でも良いんじゃないでしょうか。

それでも関節がおかしいって時に矯正すれば良いと思うんです。
僕は鍼灸師としてやるときはこういうことを考えながらティロー三角、第2頸神経を触知しながら鍼を打っていきます。

頸板状の僧帽筋との間のところ、基本的には天柱と言われるところを狙っていきます。
完骨って言ってますけど第2の頸神経後肢のところを狙ってます。神経とか血管に打っても鍼の方が硬かったり、弾性繊維に囲まれてたりいろんなのがあるので、そこを狙って打ったとしても直接は刺さらないようにできてます。
ただ僕が狙う完骨に当たるところはアーノルド神経を狙ってるということです。
次に風池に当たるところなんですけど、僕がやってるのはティロー三角付近に打っています。

鍼を打ってから10分たったので抜いていきます。
固有受容器があるので、例えば右側にキックを食らって右側の肩甲挙筋がおかしくなってると並行とかバランスをとってる後頭下筋群 が障害されやすいです。
バイオメカ的評価だと、右側から食らったけど固有受容器的には左がおかしくて、その中でも評価対象はアーノルド神経とティロー三角のところでしたね。
なので脊髄神経後肢のところを良く調べてあげるとどこに鍼を刺すかっていうのもわかってきたりします。


本日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました!

PLT協会代表
只野拓也ことタダえもん